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No.16 (2008.12.26)

ラルフ・アースキンの建築−人間性の追求

スウェーデンとイギリスで活躍した建築家R・アースキンに関する本が鹿島出版会から出版された。「人間がランドスケープをつくり変え、建物を築き街に街路や広場や庭園更に家具や道具などを自分たちの環境への要求を満たすためにつくるとき、そしてコミュニケーションを手段としてこれらを意識的に結びつけるとき、建築はその姿を現します。建築は私達にとって身近で至るところにあって、私達の生活に多大な影響を及ぼします。また建築は私達の文化を端的に表現したものであり、最も広く普遍的な芸術の姿なのです。それはすべての人々によって体験され、利用されています。」
生活環境デザインに関して現代に継承すべき多くの考え方と計画事例を提示したアースキンは今こそ再評価されるべき人といえよう(Y.I)

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No.15 (2008.12.6)

洲本市立図書館

引き続き洲本市立図書館(設計:鬼頭梓建築設計事務所)。旧鐘紡洲本工場第二工場跡地に建設されたこの建物は、旧建物のレンガ造の壁を構造に対する検討をした上で建物内部壁にリユースしたり、一度解体したレンガ壁についても中庭舗装材としてリユースしたりして、場所の記憶を良くとどめる施設となっている。また内部空間では、様々なスペースで自然光の取り入れに配慮がされていて、とても気持ち良い「市民のための読書空間」となっている。加えて、同じくレンガ造建築を再利用した隣接する商業施設や、これら施設群との景観的な調和に配慮してデザインしたと思われる新設の公共施設とあいまって、レンガ壁を基調にした洲本市中心地区の「古くて新しい都市景観」が創出されている。(Y.I)

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No.14 (2008.12.6)

若人の広場(旧・戦災学徒記念館)

引き続いて若人の広場=旧・戦災学徒記念館(設計:丹下健三)。文部省配下であった動員学徒援護会により昭和42年に建設されたこの施設は、記念館・塔・宿泊施設から構成されている。阪神・淡路大震災で甚大な被害を受け、運営財団の弱体化や修復費用の調達困難等の理由により、自主責任で見学するという事態になっている。記念館内部はジャウル邸の辺りのコルビュジェやセルトといった人達の時代の臭いがする空間。凄い施設であることは異論のないところだし、施設の現状に関しては文化論的に残念であるといえるのだが、建設された時代状況から遠く離れた現在、このようなやや度を超したといえなくもないモニュメンタリティを持つこの施設に対して、胡散臭い感じを強く覚えたこともまた確かである。(Y.I)

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No.13 (2008.12.6)

南淡路市営四季が丘団地

引き続いて、南淡路市営四季が丘団地(設計:森下総研)。2層の住棟11棟で囲み型の配置を行った総戸数50戸の集合住宅地計画。街区および住棟のスケールはとても好ましいものである。また外見からは判らないがSI的考えの元、戸境壁は鉄筋コンクリート造で屋根と内部造作は木造としたとのことである。ところでこの囲み型配置では南入り住戸が出てくる。それと住戸プライバシーを確保する為の方策として、パンチング折版を用いた引き戸が設置されている。ここで「南入り住戸ほど閉鎖化している」ことが少し気になった。引き戸内のアルコーブ空間の奥行きが生活者の表出を促進するにはやや薄いこと、何よりも引き戸の外部に干渉物が存在せず、オープン過ぎることが南入り住戸が閉鎖化した要因ではなかろうか。(Y.I)

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No.12 (2008.12.6)

南淡路市営さくら台団地

今年度の研修旅行で淡路の建築を見て廻る。まず南淡路市営さくら台団地(設計:現代計画研究所大阪)。小さなスケールの住棟を起伏に富みかつ不整形な敷地形状に沿って配置し、その中にも一列住棟を配置して、ヒューマンなコモンを創っている。隣接住棟と接地レベルが異なるが階段室で巧みに調整して、住棟内の道空間としている。屋根や外構には地場産の淡路瓦を用い、周辺の集落や背後の山並みと調和した環境を創出している。住戸玄関廻りに掃き出し窓が面した奥行きのあるアルコーブが設置されており、実際、植木鉢が飾られて生活の潤いを感じることができる住戸もある。但し今年一番の寒波のために、居住者が動く本来の姿は確認できなかった。暖かい時期に再び訪れてそれを確かめたいと思った。(Y.I)

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No.11 (2008.12.1)

コープ桜塚・グランドオープン

豊中市にある大阪北生協コープ桜塚店が11月23日にグランドオープンしました。11月21日のプレオープン時に既に長蛇の列、入場制限がかかるといった盛況ぶりで、1階駐車場内にも人が並ばれるという状況となりました。国道沿いの商業施設としてイメージチェンジをし、組合員様を始め地域住民の方々に親しまれる施設としてスタートしました。建物規模は既存店に較べ少し小ぶりですが、店舗エリアは2階1フロアにまとまり「無柱空間」としているため、お客様にとって見通しが良く買い物のしやすい施設となっております。又「フランスの伝統色」を基調にした落ち着いた気品あるインテリアも好評です。あわせて1階の西田耳鼻咽喉科様も12月1日より開業されておられます。お近くの方は是非ご利用下さいませ。(A.A)

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