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No.39 (2010.10.30)

岡山の前川國男作品を見る

設計プロポーザルの現地視察を兼ねて岡山へ。花房香氏の案内で、建築家前川國男設計の、岡山県庁舎と林原美術館を見学。岡山県庁舎は、近代建築の形態をベースに防汚対策としてレンガタイル貼を採用している。県庁舎前の通りはダブル並木として沿道景観が彩られている。3階レベルのブリッジは坂倉準三的な繊細なデザイン。庁舎玄関廻りのピロティで地域団体よるジャズ演奏会が行われており、公共空間が街づくりに活用されていて好感が持てた。林原美術館は、待合ロビーが玄関より低く設定され、芝生の外部庭とのレベル差が小さく設定されており、ソファーに座ると、天井が高く空が広く庭が近く接地性が高い。西洋の椅子座だが日本の床座のような特質の感じられる快適なスペースである(Y.I)。

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No.38 (2010.10.19)

ASTEMの検証と次代への展望

「代表的計画市街地・芦屋浜高層住宅地区の検証と次代への展望」の研究報告会に参加。発表者は江川直樹氏を代表とする関西大学の研究チーム。研究報告書は計画時の当事者へのヒアリングを含み、各研究者の自由な視点による章を集めた構成。計画時にかけられた労力に対する敬意を払いつつ多面的な視点が得られる内容。鳴海先生の章は、芦屋浜など阪神間の公的埋立地開発計画案の変遷であるが、説明を伺い面白さが理解できた。江川氏は震災迄ASTEM住民だったため、体験記述的内容で興味深かった。会の後江川氏から、埋立地の計画では構造的な基礎計画のコスト面での合理性に伴い、戸建と高層に二極分化しやすいことが、スケール感の乖離した市街地景観に陥る要因との指摘があった(Y.I)。

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