神戸地区棚田ゾーン「あじわいの里地区」の中心施設である。 農村集落のたたずまいを再現して、自然と共生したこの地域の伝統的な生活を紹介することを目的として、古民家・田中家を移築再生した施設である。 古民家・田中家は中規模の平入り農家形式の建物である。元は庄屋であったと言われており、建築技法から推測して19世紀前半の建立と考えられている。神戸市が解体・保管していたこの古民家の部材を、神戸市教育委員会と調整した上で、現行法に照応して、棚田ゾーンの施設として活用するために組み直した。 平成24年の一部開園後は文化講演会、小規模芸能、お茶会等への利用が想定されているが、既にプレイベントにおいて地元NPO団体主催のライブが開催されている等、利用されている。 屋根は茅葺、外壁はワラスサ入中塗仕上である。 |