国営明石海峡公園神戸地区「林間ゾーン」の白川口ゲートに近接して計画された管理棟である。
勾配屋根を持つ形態とすると共に、いぶし銀色の金属屋根や外壁の杉板貼など生成の質感を持つ素材を用いることにより、背後の山などの自然環境に調和させた。
事務室やエントランスホールは木の小屋組をインテリアとした高天井の空間とし、木造建築物としてのあたたかみのある空間を創出した。
太陽光パネルの設置、つる性植物によるバルコニー面緑化、ホール・廊下のハイサイドライトによる自然光取り込みや通風・換気への有効利用、簡易な雨水貯留槽を設置し屋外散水への利用など、アクティブ・パッシブ両面から、エコロジカルな施設とするために配慮した。
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