図書館と幼稚園という異なる機能の複合施設で豊中市として初めての試みである。 敷地北側のオープンスペース、グラウンド下部の駐車場等、敷地の有効利用を心がけ、動・静という正反対の性質を外壁の仕上・色彩・曲線等を取り入れ、バランスを取るよう配慮した。 平面的に制約されている3階図書館は勾配屋根とすることで空間的な拡がりを持たせた。 広域図書館ではなく、地域住民の歩行圏内という利便性から分館システムが採用された。他用途との複合化が増えていく中、地域に溶け込んでいくことが肝要であり今後の課題として、有機的運営が望まれるところである。
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