門戸厄神東光寺

 

本寺院は、高野山真言宗別格本山東光寺として全国で「厄神さん」の名で親しまれ、毎年の大祭には数十万人もの参拝者で賑わう日本三体の一つである。

正門・御手洗所・中桜門・札所・拝殿・薬師堂・厄神堂・大黒堂・不動堂・庫裡・宿坊から構成されており、狭い敷地であるが伝統を生かしながら高低差を取り入れた伽藍配置を心がけた。

奥の院は室町時代の様式を取り入れ一間社流れ造、厄神堂は切妻造に流れ向拝を組み込んだ様式、薬師堂は入母屋造に千鳥破風、向拝部分は唐破風等、各時代の様々な様式を採用した。

主たる建物は台桧の四方無地で純木造として、屋根は銅板による本瓦葺とした。



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