昭和42年に建設された老朽化した校舎の建替と平成元年に建設された既存校舎の内外装の改修を総合的に行った計画。 耐震性・耐火性に優れたRC造校舎でありながら、県産材の杉・桧を内外装に多用することによって、鋼製間仕切による学校施設等では得ることができない、木の温もりが感じられ、家庭の延長のような、魅力ある生活空間の創出を試みた。 背後を山に守られ、採光条件の良い南面を正面に開くという、風水の面からも好ましい配置とした。 また、外装材は木材・RC打放し・いぶし銀色の金属屋根等、生成りの質感をもつ素材を用いることで、周囲の緑豊かな自然環境に馴染むよう努めた。 |