建物が建つ地盤と学校用地のアクセス道は約6mの段差があり、ちょっとした里山のような敷地であり緑が豊富で、田や畑に取り囲まれている。 校舎は低層(2階建てと3階建ての組み合わせ)とすることを提案。校舎を分棟化し、各棟を渡廊下、テラス(回廊)、中庭等で繋がるように工夫した。 分棟化された校舎の高さの変化と勾配屋根を組み合わせることにより、リズミカルなスカイラインを創り出した。 勾配屋根についてはいぶし色の金属瓦棒葺きを主とし、地域や周辺の景観に馴染みやすい形態・素材を採用した。多目的棟の校舎は八角形の外観に勾配屋根を設けて、羽を休めた鳥が羽ばたく様子を形にした。
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