相生市が建設・管理し、一部は自治会が自主管理する部屋を持つ那波地区の集会＋福祉施設。100席収容する大会議室に加え、中・小会議室、厨房、和室、機能回復訓練室などを併せ持っている。階構成・配置は那波地区自治会の要望に応えて案を提示し、自治会の方と協議・調整の結果、決定された。

計画地は水路に囲まれており、周囲を含めて地域が分断されがちな状況であったため、アクセス路を前面公道と生活街路とを繋ぐショートカット径路とし、公共施設として地域貢献する配置とした。

中廊下型のコンパクトな計画であるが、玄関に入るとホールの吹抜けがあったり階段を上ると屋上テラスに出たりと、多方向から光が差込む空間構成を行い、明るく快適な施設とすることをめざした。